最近は、様々な場所で点字表記された案内板を見かけ、バリアフリー案内板(点字案内板)が認知されてきたのを嬉しく思います。
しかしその一方で、案内板の文字位置に点字シールを貼り付けただけの案内板も多数見かけます。点字が付いていれば点字案内板になるだろうと言う安易な考えで作られているようですが、このような案内板では、視覚障害者にとって全く意味のないものになってしまいます。建物の輪郭も凸出し加工されていなければ触知図(バリアフリー案内板)として機能いたしません。
われわれ健常者向けの案内板も、線が無く部屋の名称だけ書かれていたとしたら、目的の場所まで行くことは難しいでしょう。ましてや視覚障害者にとってはその困難さが更に増すことは、容易にご想像いただけると思います。
私どもの製品は安心してお使いいただける品質でお届けさせていただきますが、使い方を間違えると、本来の機能を果たすことができません。視覚障害者の皆様のための点字案内板ですので、もっとも有効に活用できるよう提案させていただくと共に、より良い点字案内板を制作するためのご意見もお待ちいたしております。